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  • ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第104番は、1795年3月から4月にかけて作曲され、同年5月に初演されたとみられている。「ロンドン」という呼び名は作曲者自身によるものではない。おそらくロンドンで作曲されたことから付いたのだろう。しかし、ロンドンで作曲された交響曲はほかにもたくさんあるので、これだけが特に「ロンドン」と呼ばれることに疑問を抱く人も少なくない。

    [続きを読む](2018.04.08)
  • トーマス・ドルビーの存在を筆者が知ったのは、恐らく1982年、毎週ラジオで聴いていた番組『アメリカン・トップ40』でシングル「彼女はサイエンス(She Blinded Me With Science)」がかかった時だったと思う。第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの最中で、地元英国ではさほどヒットしなかったこの曲は最高5位を記録。自ら監督した、精神病院で展...

    [続きを読む](2018.04.16)
  • 1973年9月11日、南米チリでクーデターが起こり、アウグスト・ピノチェト将軍率いる軍隊がサルバドール・アジェンデ大統領に退陣を要求、大統領府であるモネダ宮殿を爆撃した。1970年以降、政権に就いた左派(人民連合)に対し、右派はその政策を妨害すべく、買い占め、ストライキ、デモなどを行ってきたが、決定的な効果がないと見るや、

    [続きを読む](2018.04.26)
  • 横光利一の小説ほど天才というものを感じさせる作品は少ない。文壇に登場した際の「日輪」と「蠅」、その後の「機械」や「時間」などを読むと、日本語の表現や日本文学の面白さといったものの可能性を押し広げる創意に圧倒される。常人には抱えきれないようなその創意を理性のもとに置き、それまで誰も読んだことのない文学を高い

    [続きを読む](2018.02.17)