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  • ガブリエル・フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番は1875年から1876年にかけて作曲され、1877年1月27日に国民音楽協会の演奏会で、マリー・タヨーのヴァイオリンにより初演された。伴奏を務めたのは作曲者自身である。「期待を遥かに越える成功」(フォーレの言葉)を収めたこの初演の後、師であるサン=サーンスは、「子供が成長して自分の手元を離れてゆく時に覚える母...

    [続きを読む](2017.09.10)
  • 信条に反するからと頑なにアンダーグラウンドに留まり、限られたファンに向けてラディカルなメッセージを発信するのもいい。でもそれを続けるだけでは限界があるわけで、例えばレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの場合は、このままでは世界は変えられないと悟って、反資本主義を掲げながらもメジャー・レーベルと契約。大手企業のシステムと資金力を利用して世界最大級のバンドに成長し...

    [続きを読む](2017.09.18)
  • 1970年代の出演作を観ると不倫の役が目立つ。『イメージズ』の主人公も、愛人との情事にふけっていた。ロジャー・ムーア主演作『ゴールド』(1974年)では、甘い恋愛を堪能しているが、不倫である。エリオット・グールド主演作『サイレント・パートナー』(1978年)で演じた役も、上司と不倫している女だ。そしてジョージ・C・スコットと共演した『ジェーン・エア』(197...

    [続きを読む](2017.08.12)
  • 『新帰朝者の日記』では、西洋化の現状について、「日本の学者は西洋と違つて皆貧乏ですから、生活問題と云ふ事が微妙な力で其の辺の処を調和させて行くのです」と妥協的なことを言う者に対し、帰朝者は「いつの世も殉教者の気概がなけりやア駄目です」と突っぱねる。その際、作者は謙遜してこの言葉を「書生の慨嘆」と表現した。たしかに「殉教者の気概」は大げさな表現だが、その後の荷...

    [続きを読む](2017.09.02)