音楽 CLASSIC
  • クラシック音楽の世界では、これまでに多くの天才たちが先人に学びながら驚異に満ちた作品を創造してきた。それは音の革命の歴史である。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータも、作曲当時は聴き手に大きな衝撃を与えたことだろう。使用される楽器は一挺のヴァイオリン、つまり4本の弦と1本の弓のみ。しかし、そうとは思えないほど多彩で豊かな音に溢れている。ソナタ3曲、...

    [続きを読む](2020.05.06)
  • チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、1878年に作曲され、1881年12月4日にウィーンで初演された。作曲から初演までの経緯は、ピアノ協奏曲第1番と似ている。チャイコフスキーはこれをロシアの大演奏家レオポルト・アウアーに弾いてもらおうと考えていたが、アウアーに「演奏不可能だ」と突き返された。そこへ手を差し伸べたのがモスクワ音楽院の教師だったアドルフ・

    [続きを読む](2020.04.05)
  • ジャック・ティボーのヴァイオリンは甘い音がする。でもフレージングや強弱の付け方が洗練されているので、べたつかず、すっきりとした後味を残す。古臭いと言われがちなポルタメントやヴィブラートの奏法も上品で優雅、時に官能的な艶を帯び、聴き手を魅了する。協奏曲を弾く時も、小品を弾く時も、ティボーの解釈には理屈っぽさがない。作曲家に対する大げさな構えも感じられ

    [続きを読む](2020.03.13)
  • 私が最初に聴いた音楽が何なのかは覚えていないが、クラシック音楽というものを好きになる前から、バッハのメロディーは何種類も知っていた。幼少の頃、テレビ、ラジオ、あるいは街中で聴く機会があったのだろう。パッと思い浮かぶだけでも、「G線上のアリア」、「トッカータとフーガ ニ短調」、無伴奏チェロ組曲第1番の「前奏曲」、小フーガ、イタリア協奏曲、ゴルトベルク変奏曲の「...

    [続きを読む](2020.02.06)
  • モーツァルトの弦楽四重奏曲は全部で23作品あり、作曲された時期や背景によって次のように大きく分けられている。第1番 1770年作曲 第2番〜第7番(ミラノ四重奏曲) 1772〜73年作曲 第8番〜第13番(ウィーン四重奏曲) 1773年作曲 第14番〜第19番(ハイドン四重奏曲) 1782〜83年作曲 第20番「ホフマイスター」 1786年作曲 第21番〜第...

    [続きを読む](2020.01.06)

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