音楽 CLASSIC
  • ザルツブルクの宮廷音楽家として窮屈な思いをしながら働いていた1776年、モーツァルトは多くの機会音楽を作曲した。セレナード「セレナータ・ノットゥルナ」もその中のひとつである。作曲の動機は何なのか、誰のために書かれたのかは明らかにされていない。「セレナータ・ノットゥルナ」というのも、父レオポルトによってモーツァルトの自筆譜に書かれた名称である。ただ、ここには「...

    [続きを読む](2013.01.28)
  • オッテルローが遺した録音で最も有名なのは、ベルリオーズの「幻想交響曲」だろう。名盤といわれるレコードやCDがたくさんある作品だが、その中にあって1951年6月に録音されたオッテルロー盤は、ほかの指揮者と比べて遜色ないどころか、もう60年以上、ひときわ眩しく光っている。「幻想」を聴き込んでいる人ほど、オッテルローの聴かせ方のうまさに唸らされているようである。デ...

    [続きを読む](2013.01.17)
  • ショパンのピアノ協奏曲第2番ヘ短調は1829年に作曲され、1830年3月17日にワルシャワで初演された。実際は第1番ホ短調より早く書かれたのだが、出版されたのが後になったため、「第2番」となっている。作曲当時ショパンは19歳。彼はある想いを込めて、この作品の第2楽章を書いた。1829年10月3日に友人ティトゥス・ヴォイチェホスキー宛に書かれた有名な手紙を引用...

    [続きを読む](2013.01.04)

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