音楽 CLASSIC
  • アルテュール・グリュミオーの名前と共に思い浮かぶのは、究極の美音である。その音は艶やかでよく歌う。豊かな響きをもち、潤いがある。表現は端正で、貴族的と言いたくなるほど格調高い。切れ味はあるが、無理に力を入れて弾いているという印象がほとんどない。弟子のオーギュスタン・デュメイが伝えるところによると、そんなグリュミオーのことをアイザック・スターンは「森の中で歌う...

    [続きを読む](2022.11.04)

月別インデックス