音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • リムスキー=コルサコフの序曲『ロシアの復活祭』は1888年に作曲され、同年11月3日に初演された。この時期は作曲者の創作意欲が高まっていたようで、『2つのロシアの主題による幻想曲』(1887年)、『スペイン奇想曲』(1887年)、『シェヘラザード』(1888年)も書かれている。リムスキー=コルサコフといえば華麗で色彩感あふれるオーケストレーションを極めた人だ...

    [続きを読む](2024.12.28)

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