音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • ブラームスの交響曲第4番は1884年から1885年にかけて作曲された。創作の場となったのはシュタイヤーマルク州のミュルツツーシュラーク。この美しい静かな土地で、前半の楽章を1884年に、後半の楽章を1885年に完成させた。初演日は1885年10月25日。作曲者自身の指揮、マイニンゲン宮廷管弦楽団の演奏により披露された。初演は成功を収めたが、他の都市での評価は...

    [続きを読む](2025.02.08)

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