映画 MOVIE
  • 森一生は長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎の主演作を数多く撮った大映の職人監督である。その歩みは常に名物プロデューサー永田雅一と共にあり、まず日活太秦撮影所に入り、その後、第一映画社、新興キネマを経て、大映で活躍した。毎回、永田ラッパ(渾名)は特に説明もなく、「おい、これや。これを何日までにやれ」と言って脚本を森に渡し、後は任せていたという。そうして生まれた映画...

    [続きを読む](2021.11.17)
  • 超高層ビルでの火災をリアルに描いた『タワーリング・インフェルノ』(1974年)は、1970年代に製作された数多くのパニック映画の中で最もヒットした作品である。ここにはパニック映画に必要なものが全てある。すなわち、大迫力のディザスター・シーン、豪華キャストたちの夢の共演、パニックを乗り越えるための冒険的な要素、そして人間ドラマとしての面白さだ。当初はワーナー・...

    [続きを読む](2021.10.12)
  • 1960年代後半、映画界はテレビの普及によって勢いを失っていた。アメリカン・ニューシネマが流行しても、それは老若男女が楽しめるものではなく、映画館入場者は減る一方だった。そんな時期に、かつての華やかなハリウッドを取り戻そうとばかりに大金を注ぎ込み、人気スターを集め、豪華なセットを組んで製作されたのが、パニック映画である。パニック映画では、CGに頼らない迫力満...

    [続きを読む](2021.08.10)
  • アラン・ラッドは1940年代から1950年代にかけて活躍した大スターである。出演作の中ではジョージ・スティーヴンス監督の『シェーン』(1953年)が抜きん出て有名だが、ほかにも『拳銃貸します』(1942年)、『青い戦慄』(1946年)、『潜行決死隊』(1946年)、『ネブラスカ魂』(1948年)、『暗黒街の巨頭』(1949年)などで様々な役を好演し、多くのフ...

    [続きを読む](2021.06.11)
  • 挑戦的なテーマで数々の名作を手掛けたオーストリア出身の名監督フレッド・ジンネマンは、若い頃ロバート・フラハティの助手を務めていたことがあり、その経験を生涯の糧としていた。自伝にも「フラハティのドキュメンタリー・アプローチは、『山河遥かなり』、『男たち』、『真昼の決闘』、『尼僧物語』、『ジュリア』や他の映画を監督していた時に、私の脳裏にまざまざと甦った。職業的...

    [続きを読む](2021.04.14)

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