映画 MOVIE
  • ジョージ・キューカーは女優の魅力を引き出す達人で、「Woman's Director」と呼ばれていた。彼に導かれ、新たな才能を開花させることができた女優は実に多い。しかもビッグネームばかりだ。ちょっと挙げるだけでも、ノーマ・シアラー、クローデット・コルベール、グレタ・ガルボ、ジョーン・クロフォード、キャサリン・ヘプバーン、ロザリンド・ラッセル、イングリッド・...

    [続きを読む](2020.01.30)
  • ロシアの人気女優というと、アナスタシア・ヴェルチンスカヤとリュドミラ・サヴェーリエワが思い浮かぶ。2人はほぼ同時期に第一線で活躍し、来日したこともあり、日本での人気も高かった。どちらも清純派のイメージだが、ヴェルチンスカヤの方が意志の強さを感じさせる顔立ちをしている。ヴェルチンスカヤの出演作の中で最も知られているのは、グリゴーリ・コージンツェフ監督の『ハムレ...

    [続きを読む](2019.12.13)
  • 『刑事コロンボ』の初期のエピソード「ホリスター将軍のコレクション」(1971年)に、スザンヌ・プレシェットが出演している。彼女が演じているのは、心理療法を受けている女性ヘレンの役だ。ヘレンは殺人事件を目撃していながら、犯人であるホリスター元将軍から「見間違いだ」と言われると、自分の目で見たことが事実なのかどうか自信がなくなり、さらに、彼に甘い言葉をかけられる...

    [続きを読む](2019.11.11)
  • 『地上より永遠に』(1953年)に印象的な場面がある。ホノルルの兵営に配属されたプルーイット二等兵が、かつてボクシングで親友に大きな怪我を負わせたことをクラブのホステスに話すシーンだ。その語り方は、内に抱える苦しみをにじませていて、いわゆるお芝居らしいテンポがない。このように内向的で生々しい演技は当時のハリウッドではまだ珍しく、多くの名優が出演しているこの名...

    [続きを読む](2019.10.07)
  • 「ハイエナ」の異名を持つリチャード・ウィドマークは、悪役出身の大スターだ。冷酷非情な殺し屋役からスタートし、様々なタイプの悪党を生き生きと演じ、やがて屈折したヒーローを演じるようになり、しまいには大統領役を務めるまでになったそのキャリアは特筆に値する。魅力的な悪役は時に主役を食うものだが、ウィドマークはデビュー作『死の接吻』(1947年)のトミー役で、すでに...

    [続きを読む](2019.08.26)

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