映画 MOVIE

監督神髄

名監督たちの肖像

映画史に名を残す100人の監督論。
今なおファンに愛されている代表作を観ながら
それぞれの作品の特色、映画術をつまびらかにしたい。

  • 杉江敏男は1950年に監督デビューしてから約20年の間に68本もの作品を手がけた東宝娯楽映画の星である。会社の命令により、「芸者小夏シリーズ」「三人娘シリーズ」「お姐ちゃんシリーズ」「社長シリーズ」「若大将シリーズ」「駅前シリーズ」「クレージー作戦シリーズ」といったドル箱映画を確実にヒットさせるべく、杉江は一定の予算と時間の中でひたすら会社本位の作品を撮り続...

    [続きを読む](2013.05.05)