映画 MOVIE

監督神髄

名監督たちの肖像

映画史に名を残す100人の監督論。
今なおファンに愛されている代表作を観ながら
それぞれの作品の特色、映画術をつまびらかにしたい。

  • たとえば知り合いに「何か面白い映画はないか」ときかれたら、あなたは何の作品を挙げるだろうか。しかも、相手は映画に詳しくなく、なおかつ自分と親しいわけでもない。こういう時、私はかなりの頻度で『ディーバ』(1981年)と答えてきた。ストーリーが凝っていて、テンポが良く、お洒落で、ロマンティックで、ほどほどにスリルがあり、長すぎず、古すぎず、自分の趣味にも合ってい...

    [続きを読む](2013.06.20)