映画 MOVIE

名画鑑賞サロン

忘れ得ぬ人と映画

“人と映画 ”についてのエッセイ。
忘れられない(忘れてほしくない)作品や
スクリーンで永遠の生命を獲得した男優、女優の魅力を
今昔問わず、国問わず、自由な形式で語る。

  • 超高層ビルでの火災をリアルに描いた『タワーリング・インフェルノ』(1974年)は、1970年代に製作された数多くのパニック映画の中で最もヒットした作品である。ここにはパニック映画に必要なものが全てある。すなわち、大迫力のディザスター・シーン、豪華キャストたちの夢の共演、パニックを乗り越えるための冒険的な要素、そして人間ドラマとしての面白さだ。当初はワーナー・...

    [続きを読む](2021.10.12)
  • 1960年代後半、映画界はテレビの普及によって勢いを失っていた。アメリカン・ニューシネマが流行しても、それは老若男女が楽しめるものではなく、映画館入場者は減る一方だった。そんな時期に、かつての華やかなハリウッドを取り戻そうとばかりに大金を注ぎ込み、人気スターを集め、豪華なセットを組んで製作されたのが、パニック映画である。パニック映画では、CGに頼らない迫力満...

    [続きを読む](2021.08.10)
  • アラン・ラッドは1940年代から1950年代にかけて活躍した大スターである。出演作の中ではジョージ・スティーヴンス監督の『シェーン』(1953年)が抜きん出て有名だが、ほかにも『拳銃貸します』(1942年)、『青い戦慄』(1946年)、『潜行決死隊』(1946年)、『ネブラスカ魂』(1948年)、『暗黒街の巨頭』(1949年)などで様々な役を好演し、多くのフ...

    [続きを読む](2021.06.11)
  • ニューヨークの大手保険会社に勤める平凡なサラリーマン、バド(ジャック・レモン)は上役たちの情事のために自分のアパートの部屋を貸している。昇進をエサにされ、断れないのである。そんなある日、部長(フレッド・マクマレイ)の不倫相手が、バドの意中の人、エレベーターガールのフラン(シャーリー・マクレーン)だと知ってショックを受ける。しかもその夜、フランは部長との不倫に...

    [続きを読む](2021.02.15)
  • 昔のハリウッド映画のヒーローというと、逞しさと強引さが売りのタフガイを連想しがちだが、実際はスマートでソフトな優男も大勢いた。ジェームズ・スチュワートはそのうちの一人であり、代表的な存在である。彼の繊細そうな表情、穏やかで明るい雰囲気、健康的で愛すべき軽妙なキャラクターは、アメリカの老若男女の心を掴んだ。

    [続きを読む](2021.01.04)