「デヴィッド・ボウイ」と一致するもの

  • ザ・キラーズ『Hot Fuss』2004年作品 ザ・キラーズが先日ふたつのギネス記録を樹立した。どちらも、2004年に登場したこのファースト・アルバム『ホット・ファス』からの先行シングルであり彼らのデビュー曲にあたる「Mr.Brightside」の、全英チャート上での記録である。2004年6月に100位圏内に初めて顔を見せた「Mr.Brightside」の最...

    [続きを読む](2024.07.27)
  • ウルトラヴォックス『ラメント』1984年作品 ウルトラヴォックスというブリティッシュ・バンドのキャリアは、1970年代のジョン・フォックス時代と1980年代以降のミッジ・ユーロ時代、ふたつの時代に分けることができる。ふたりのフロントマンの声の質が異なるのはもちろんのこと音楽的方向性もそれぞれ違っていて、どっちを好むかは人それぞれだと思うが、世代的にミッジが歌...

    [続きを読む](2023.10.23)
  • ロイル・カーナー『イエスタデイズ・ゴーン』2017年作品 先日5年ぶりの来日を果たしたロイル・カーナーのライヴを観に行ってから、彼のアルバムをずっと聴いている。デビューからの8年間にロイルは3枚のアルバムを発表していて、父親になったことを機に自身の血筋を深く掘り下げた2022年の最新作『Hugo』も好きなのだが、デビュー作『Yesterday's Gone』...

    [続きを読む](2023.08.26)
  • スコット・ウォーカー『Scott Walker Sings Jacques Brel』1981年作品 ジェフ・バックリィの「ハレルヤ」、パティ・スミスの「ビコーズ・ザ・ナイト」、ザ・クラッシュの「アイ・フォウト・ザ・ロウ」、シネイド・オコナーの「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」......。以上の曲はいずれも、ともするとオリジナルよりも有名なカヴァー・...

    [続きを読む](2019.05.26)
  • ピーター・ガブリエル『So』1986年作品 もちろん「ソールズベリー・ヒル」を始め代表曲は知っていた。でも、あのヒプノシスが手掛けたジャケットの怖さのせいか、タイトルがないという奇妙なこだわりのせいか、本作に至るまでピーター・ガブリエルの作品をちゃんと聴いたことがなかったが、そういう人間が筆者だけではなかったことは、数字が如実に物語っている。1975年にジェ...

    [続きを読む](2018.08.23)
  • トーキング・ヘッズ『リメイン・イン・ライト』1980年作品 ブライアン・イーノとデヴィッド......と聞けば多くの人が、ブライアンが神秘的なエレクトロニック・サウンドをあしらったデヴィッド・ボウイのベルリン3部作を思い浮かべるに違いない。が、実はほぼ同時期にブライアンはもうひとりのデヴィッドと、さらに密なコラボレーションを行なっていた。トーキング・ヘッズの...

    [続きを読む](2018.03.24)
  • ヘヴン17『ペントハウス・アンド・ペイヴメント』1981年作品 いわゆる「タイムレスネス」は、しばしば良質な音楽の条件に挙がる要素だ。しかし「(We Don't Need This)Fascist Groove Thang(こんなファシストのグルーヴはいらない)」と題された名曲が、リリースから35年も経った今もまるで昨日書かれたようなリアリティを醸すという事...

    [続きを読む](2016.10.26)
  • 『トレインスポッティングオリジナル・サウンドトラック』1996年作品 今からちょうど20年前(1996年)に公開された、『トレインスポッティング』という映画のタイトルを耳にして真っ先に思い出すのは、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」? それとも、冒頭で聴こえたイギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」の、アイコニックなドラムビートだろうか? 或いは、主...

    [続きを読む](2016.08.14)
  • スーパー・ファーリー・アニマルズ『ファジー・ロジック』1996年作品 先頃終幕したUEFA欧州選手権で歴史的な大健闘を見せて、世界を沸かせたウェールズ。サッカー大国として一気に注目度を上げたが、シャーリー・バッシーやトム・ジョーンズの名を挙げるまでもなく、音楽シーンの豊かさはかねてから広く知られているところだ。よって、58年ぶりに出場を決めたチームの健闘を祈...

    [続きを読む](2016.07.23)
  • JAPAN『錻力の太鼓』1981年作品 バンド名は「JAPAN」と記されているのに、隣には毛沢東の肖像が掲げられ、デヴィッド・シルヴィアンは人民服を着ている。そんなジャケットが示唆する通り、本作『錻力の太鼓(Tin Drum)』(1981年/全英チャート最高12位)の舞台は中国だ。今のセンシティヴな世の中だったら、へたをすれば「日本と中国をいっしょくたにする...

    [続きを読む](2015.07.16)
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