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  • グレアム・コクソン『ハピネス・イン・マガジンズ』2004年作品 1990年代半ばに起きたブラーVSオアシス合戦は、もちろん捏造とまでは言わないけど、メディアが面白おかしく煽ってエスカレートさせた騒動であって、デーモン・アルバーンとノエル・ギャラガーがゴリラズの曲で仲良く共演している四半世紀後の世界から振り返ると、バカバカしいことこの上ない。実際にはどっちも好...

    [続きを読む](2021.09.24)
  • リメイク映画 ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』(1982年)はリメイク映画である。原作は1938年に発表されたジョン・W・キャンベルJr.の短編小説「影が行く」で、1951年に初めて映画化された(製作はハワード・ホークス)。手短に言うと、原作は心理サスペンスとして怖く、ホークス製作版はおぞましい地球外生命体が出てくるモンスター映画として怖い。カ...

    [続きを読む](2020.07.24)
  • スコット・ウォーカー『Scott Walker Sings Jacques Brel』1981年作品 ジェフ・バックリィの「ハレルヤ」、パティ・スミスの「ビコーズ・ザ・ナイト」、ザ・クラッシュの「アイ・フォウト・ザ・ロウ」、シネイド・オコナーの「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」......。以上の曲はいずれも、ともするとオリジナルよりも有名なカヴァー・...

    [続きを読む](2019.05.26)
  •  セルジオ・レオーネが監督し、エンニオ・モリコーネが音楽を手がけたマカロニ・ウエスタンの傑作『夕陽のガンマン』(1965年)には、テーマ曲をはじめ印象的な音楽が何種類も流れるが、就中異彩を放っているのは、懐中時計のオルゴールのメロディーである。西部劇ファン以外にはピンとこないかもしれないが、シャネルのCMにも使用された曲といえば、分かる人もいるだろう。 映画...

    [続きを読む](2014.04.27)
  •  戦後のイタリアを代表する美人女優、ジーナ・ロロブリジーダ。彼女は美女の多いイタリア女優の中でもひときわ目立つ美貌に恵まれ、スタイルも抜群だ。20歳の時にはミス・イタリアのコンテストで3位に選ばれたこともある。澄まし顔のお飾り的な美人とは異なり、役柄に応じて男勝りのじゃじゃ馬女を演じたり、愛に燃える情熱的な女を演じたりと、感情表現が豊かなところも魅力だ。また...

    [続きを読む](2014.02.20)
  • 〜マカロニ・ウエスタンのサウンドトラックを中心に〜 聴けば聴く程、偉大さを思い知らされる。この原稿を書くにあたって改めて数々のサウンドトラックを聴いたり、映画を見直してみたのだが、ますます彼の音楽を探究したいという思いに駆られてしまった。 エンニオ・モリコーネ、1928年11月10日ローマ生まれ。父親はトランペット奏者で、幼い頃から音楽に親しんだ彼は、やがて...

    [続きを読む](2011.05.25)
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