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  • ウルトラヴォックス『ラメント』1984年作品 ウルトラヴォックスというブリティッシュ・バンドのキャリアは、1970年代のジョン・フォックス時代と1980年代以降のミッジ・ユーロ時代、ふたつの時代に分けることができる。ふたりのフロントマンの声の質が異なるのはもちろんのこと音楽的方向性もそれぞれ違っていて、どっちを好むかは人それぞれだと思うが、世代的にミッジが歌...

    [続きを読む](2023.10.23)
  • ベル・アンド・セバスチャン『天使のため息』1996年作品 特定の町を感じさせる音楽、というのがある。自分にとって1960〜70年代のニューヨークのイメージはロックを通じて形作られた気がするし、ザ・スミスの曲はマンチェスターが背景になければ成立しないし、ほかにもたくさんの例が思い浮かぶが、スコットランドのグラスゴーもやはり音楽との縁が深い町。シンプル・マインズ...

    [続きを読む](2015.03.29)
  • OMD『安息の館』1981年作品 英国リヴァプール出身のアーティストと言うと、今も昔もギターバンドのイメージが圧倒的に強い。ポストパンク期も然りで、エレクトロニック志向のバンドを続々輩出した他の英国北部の都市と違って、エコー&ザ・バニーメンやティアドロップ・エクスプローズが鳴らすギターロックが真っ先に思い出されるが、オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・...

    [続きを読む](2015.01.15)
  • 『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角オリジナル・サウンドトラック』1986年作品 1980年代の米国に第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンをもたらした要因としてよく挙げられているのは、ご存知、1981年に開局したMTV。米国勢とはひと味異なる、ヴィジュアル・コンシャスな英国のニュー・ウェイヴ・アーティストたちが、MTV経由で幅広くその魅力をアピールでき...

    [続きを読む](2014.12.25)
  • シンプル・マインズ『ライフ・イン・ア・デイ』1979年作品 キャリアの出発点とその後の着地点が大きく異なるーーという点では、以前ご紹介したトーク・トークに似ている。もっともシンプル・マインズの場合は逆のパターンで、初期を知らない人はあまりいい印象を抱いていないかもしれない。スコットランドのグラスゴーで1977年に結成されたこのバンドは、1985年にリリースし...

    [続きを読む](2013.04.13)
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