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  • 名女優から名演技を引き出す ジョージ・キューカーは女優の魅力を引き出す達人で、「Woman's Director」と呼ばれていた。彼に導かれ、新たな才能を開花させることができた女優は実に多い。しかもビッグネームばかりだ。ちょっと挙げるだけでも、ノーマ・シアラー、クローデット・コルベール、グレタ・ガルボ、ジョーン・クロフォード、キャサリン・ヘプバーン、ロザリン...

    [続きを読む](2020.01.30)
  • 映画に精通した人 ジョセフ・L・マンキーウィッツは戦後のハリウッドで最も信頼の置けるヒットメーカーの一人だった。知性とユーモアに溢れた才人で、サスペンス、ミュージカル、文芸劇、心理劇、史劇、西部劇と何でも撮り、それらの大半で自ら脚本も手がけた。巨額の製作費を投じた『クレオパトラ』(1963年)が失敗作とみなされてからは評価を落としたが、これも昨今では当時のゴ...

    [続きを読む](2018.11.01)
  •  シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』はこれまでに何度も映画化されているが、その中で特に有名なのは、1936年のジョージ・キューカー監督作、1954年のレナート・カステラーニ監督作、1968年のフランコ・ゼフィレッリ監督作、1996年のバズ・ラーマン監督作の4本である。私はレナート・カステラーニ版で初めて『ロミオとジュリエット』を観た口なので、これには愛...

    [続きを読む](2012.05.17)
  •  いかにも隙のない絶対的な美人の前では、男は往々にして無力になるものだ。口説きの対象というよりは憧れ、崇拝の対象。映画で観るグレタ・ガルボは、まさにそんなイメージの女だった。マスコミを徹底的に遠ざけ、私生活を明かさなかったことも、彼女の神秘性を高めるのに一役買っていた。 1905年9月18日、スウェーデン生まれ。本名グレタ・ロヴィーサ・グスタフソン。映画に初...

    [続きを読む](2011.04.20)
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