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SZA『Ctrl』2017年作品 直後に来日したことも関係しているのか、日本での報道を見ている限り、2024年2月初めに開催された第66回グラミー賞の受賞式の話題は、テイラー・スウィフトが独占してしまった感がある。確かにテイラーは史上初めて4度目の年間最優秀アルバム賞に輝いて、見事に記録を更新。ただ、受賞数で言えば今回は2部門のみで、最多の4冠を達成したのは...
[続きを読む](2024.03.21) -
トロイ・シヴァン『ブルー・ネイバーフッド』2015年作品 10年近い年月が経っているのだから当然なのかもしれないが、「隔世の感だな」というのは、先頃リリースされたばかりの『Something to Give Each Other』と『Blue Neighbourhood』ーーつまり、トロイ・シヴァンの最新作と本デビュー作を聴き比べての感想だ。思い切りダンスポ...
[続きを読む](2023.11.25) -
ラナ・デル・レイ『ウルトラヴァイオレンス』2014年作品「ちょっと話したいことがある。というのもラナ・デル・レイが新作を発表したから。これがまた素晴らしくて、すでに知ってるだろうけど、とにかくハンパじゃない。今現在最高のアーティストだと思っているし、私たちはこのアルバムをサポートすることを最優先事項にするべきだと思う」 これは、ラナ・デル・レイの最新作『Di...
[続きを読む](2023.04.25) -
シャナイア・トゥエイン『カム・オン・オーヴァー』1997年作品 その数じつに4千万枚。女性アーティストのアルバムとしては史上最多にして、歴代7位のセールスを記録したと聞けば、マドンナやマライア・キャリーの作品を想像するのかもしれない。もしくはダイアナ・ロスやバーブラ・ストライサンドのそれか? 果たして、1997年に発表したサード・アルバム『カム・オン・オーヴ...
[続きを読む](2022.10.26) -
ケイシー・マスグレイヴス『セイム・トレイラー・ディッフレント・パーク』2013年作品 ここ10年くらいで一番様相が変わったジャンルは、カントリー・ミュージックなのではないかと思っている。 かつてのカントリーは、アメリカの外で暮らす大半の音楽リスナーにはほぼ縁がないジャンルだった。それだけでなくいたって古くさいイメージが定着したはずだ。それを爽やかに払拭して、...
[続きを読む](2022.08.26) -
レディー・ガガ『ザ・フェイム』2008年作品 レディー・ガガはさる2021年6月に、セカンド・アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』(2011年)の10周年記念盤をリリースした。LGBTQ+のアーティストとそのアライ(Ally)による収録曲のカヴァー集を添えて、プライド月間に送り出すという、自由と平等を讃えるアルバムに相応しい演出が成され、非常にガガらしい企画だ...
[続きを読む](2021.08.21) -
テイラー・スウィフト『フィアレス』2008年作品 自分が聴き親しんできたアルバムがあって、リリースから10年以上経った頃に「ちょっと納得いってないからレコーディングし直すわ」とアーティストに言われたら、多分不可解な気持ちを抱くに違いない。しかもそれが、高く評価されて大ヒットを記録した作品なら尚更のこと。完璧じゃない部分も含めて愛されているなら、それで良いので...
[続きを読む](2021.03.25)