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  • ウルトラヴォックス『ラメント』1984年作品 ウルトラヴォックスというブリティッシュ・バンドのキャリアは、1970年代のジョン・フォックス時代と1980年代以降のミッジ・ユーロ時代、ふたつの時代に分けることができる。ふたりのフロントマンの声の質が異なるのはもちろんのこと音楽的方向性もそれぞれ違っていて、どっちを好むかは人それぞれだと思うが、世代的にミッジが歌...

    [続きを読む](2023.10.23)
  • ヒューマン・リーグ『デアー!』1981年作品 「ウルトラヴォックスはジョン・フォックスがいた時のほうが良かった」とか、「デペッシュ・モードはヴィンス・クラーク時代が好き」といった声を耳にすることは珍しくない。どちらのバンドも、結成時に主導的役割を担ったメンバーが、ブレイク前に脱退。その後のサウンドの変化が如実だっただけに好き嫌いがあって当然なのだが、ヒューマ...

    [続きを読む](2017.01.13)
  • ヘヴン17『ペントハウス・アンド・ペイヴメント』1981年作品 いわゆる「タイムレスネス」は、しばしば良質な音楽の条件に挙がる要素だ。しかし「(We Don't Need This)Fascist Groove Thang(こんなファシストのグルーヴはいらない)」と題された名曲が、リリースから35年も経った今もまるで昨日書かれたようなリアリティを醸すという事...

    [続きを読む](2016.10.26)
  • デペッシュ・モード『ヴァイオレーター』1990年作品 もちろん、ほかにもエレクトロニック音楽の進化に深く関与したパイオニアは大勢いるけど、マシーンで鳴らす音楽をスタジアム・ロックの域へと昇華させたアーティストと言えば、やっぱりデペッシュ・モード(以下DM)だ。彼らにとっての決定的瞬間? 全米ブレイク作『ミュージック・フォー・ザ・マスィズ』(1988年)に伴う...

    [続きを読む](2013.02.18)
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