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ザ・キラーズ『Hot Fuss』2004年作品 ザ・キラーズが先日ふたつのギネス記録を樹立した。どちらも、2004年に登場したこのファースト・アルバム『ホット・ファス』からの先行シングルであり彼らのデビュー曲にあたる「Mr.Brightside」の、全英チャート上での記録である。2004年6月に100位圏内に初めて顔を見せた「Mr.Brightside」の最...
[続きを読む](2024.07.27) -
グレアム・コクソン『ハピネス・イン・マガジンズ』2004年作品 1990年代半ばに起きたブラーVSオアシス合戦は、もちろん捏造とまでは言わないけど、メディアが面白おかしく煽ってエスカレートさせた騒動であって、デーモン・アルバーンとノエル・ギャラガーがゴリラズの曲で仲良く共演している四半世紀後の世界から振り返ると、バカバカしいことこの上ない。実際にはどっちも好...
[続きを読む](2021.09.24) -
バズコックス『ラヴ・バイツ』1978年作品 2018年12月6日、ザ・フォールのマーク・E・スミスに続いて、マンチェスターの詩人がもうひとり逝ってしまった。心臓発作で亡くなったバズコックスのフロントマン、ピート・シェリー(享年63歳)の本名はピーター・マクニーシュ。詩人のパーシー・シェリーから名前を拝借したのだと長年思い込んでいたのだが、追悼記事を幾つか読ん...
[続きを読む](2018.12.28) -
スパンダー・バレエ『トゥルー』1983年作品 ヒット曲を書いてスターになってやる!と野心を持つことが、ロック界ではカッコ悪いと見做されるようになったのは、ニルヴァーナが登場してアメリカのオルタナティヴ・ロックが台頭してからだろうか。1980年代までは、いわゆる「セルアウト」というコンセプトはなかった気がする。殊に階級社会の英国では、ワーキング・クラスの若者が...
[続きを読む](2015.04.23) -
デュラン・デュラン『リオ』1982年作品 いきなり自慢話で申し訳ないが、何を隠そう我が家の『リオ』は、このアルバムを作った5人のメンバーのサイン入りである。約10年前、まさにその黄金期のラインナップーージョン・テイラー(ベース)、ニック・ローズ(キーボード)、アンディ・テイラー(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラムス)、サイモン・ル・ボン(ヴォーカル)ーーで...
[続きを読む](2015.02.14)