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代表作は『イヴの総て』 ファンを装って大女優に近付き、従順な付き人になるが、やがて本性を現し、周囲の恩人たちを踏みつけて成り上がる女。この女にはモラルのかけらもなく、良心もない。あるのは飽くなき野心と才能のみ。彼女の名前はイヴ・ハリントン。1951年の映画『イヴの総て』の登場人物である。 イヴ(アン・バクスター)はまず大女優マーゴ(ベティ・デイヴィス)の友人...
[続きを読む](2022.09.14) -
ニューヨークの大手保険会社に勤める平凡なサラリーマン、バド(ジャック・レモン)は上役たちの情事のために自分のアパートの部屋を貸している。昇進をエサにされ、断れないのである。そんなある日、部長(フレッド・マクマレイ)の不倫相手が、バドの意中の人、エレベーターガールのフラン(シャーリー・マクレーン)だと知ってショックを受ける。しかもその夜、フランは部長との不倫...
[続きを読む](2021.02.15) -
バーバラ・スタンウィックの演技はひとつの理想である。常に軽々と役にフィットし、どんな難役であっても、気構えやストレスを微塵も感じさせない。むしろ難役であればあるほど輝きを増すのである。一例だけ挙げても、『ステラ・ダラス』(1937年)のステラ、『レディ・イヴ』(1941年)のジェーン、『群衆』(1941年)のアン、『教授と美女』(1941年)のオ・シェイ、...
[続きを読む](2014.09.01) -
いかにも隙のない絶対的な美人の前では、男は往々にして無力になるものだ。口説きの対象というよりは憧れ、崇拝の対象。映画で観るグレタ・ガルボは、まさにそんなイメージの女だった。マスコミを徹底的に遠ざけ、私生活を明かさなかったことも、彼女の神秘性を高めるのに一役買っていた。 1905年9月18日、スウェーデン生まれ。本名グレタ・ロヴィーサ・グスタフソン。映画に初...
[続きを読む](2011.04.20)