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  •  セルジオ・レオーネが監督し、エンニオ・モリコーネが音楽を手がけたマカロニ・ウエスタンの傑作『夕陽のガンマン』(1965年)には、テーマ曲をはじめ印象的な音楽が何種類も流れるが、就中異彩を放っているのは、懐中時計のオルゴールのメロディーである。西部劇ファン以外にはピンとこないかもしれないが、シャネルのCMにも使用された曲といえば、分かる人もいるだろう。 映画...

    [続きを読む](2014.04.27)
  •  『荒野の用心棒』(1964年)によって始まったマカロニ・ウエスタン・ブーム。しかし、1960年代末頃から人気は翳り始める。「滅茶苦茶にリンチされてボロボロになった主人公が、最後に華麗なガンプレイで大逆転する」「争い合っている2大勢力を主人公が上手く操って共倒れさせ、大金をせしめる」、といったワンパターンな内容に観客が飽きてしまったのだ。そんな状況を受けて、...

    [続きを読む](2012.07.13)
  • 『続・荒野の用心棒』の監督 映画黎明期から高い人気を誇ったアメリカの西部劇は1950年代をピークとし、衰退していく。しかし、そんな状況と入れ替わりに60年代半ば辺りから70年代前半にかけてイタリア製西部劇、通称マカロニ・ウエスタン(海外ではスパゲッティ・ウエスタンと称される)が隆盛期を迎えた。このブームの契機となったのが、セルジオ・レオーネ監督が手掛けた『荒...

    [続きを読む](2012.06.09)
  •  サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事、通称〈ダーティハリー〉を描いたシリーズ第1作『ダーティハリー』(1971年)。クリント・イーストウッドは、本作によって世界的なスターとなった。TV映画『ローハイド』(1959〜1966年)への出演、セルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタン作品によってある程度の成功を収めていたとはいえ、60年代末頃のイーストウ...

    [続きを読む](2012.01.04)
  •  イタリア製西部劇、通称マカロニ・ウエスタンを代表する俳優として筆頭に挙げるべきなのは、やはりクリント・イーストウッドだろう。彼が出演した『荒野の用心棒』(1964年)の大ヒットにより、マカロニ・ウエスタン・ブームは始まった。フランコ・ネロを挙げる人もいると思う。彼が出演した『続・荒野の用心棒』(1966年)のドロドロした世界観、ハチャメチャな設定、陰鬱で頽...

    [続きを読む](2011.11.06)
  • 〜マカロニ・ウエスタンのサウンドトラックを中心に〜 聴けば聴く程、偉大さを思い知らされる。この原稿を書くにあたって改めて数々のサウンドトラックを聴いたり、映画を見直してみたのだが、ますます彼の音楽を探究したいという思いに駆られてしまった。 エンニオ・モリコーネ、1928年11月10日ローマ生まれ。父親はトランペット奏者で、幼い頃から音楽に親しんだ彼は、やがて...

    [続きを読む](2011.05.25)
  •  イーストウッドの鉄砲への憧れが再び燃え上がったのは、社会人2年目頃のことだ。ある時、僕はイーストウッドのマカロニ・ウエスタン3作のビデオを購入したのだが、久しぶりに観たことにより「やっぱりイーストウッドと同じ鉄砲が欲しい!」と性懲りもなく思ってしまったのだった。そして、入手する術を求めて銃器専門誌を近所の本屋で立ち読みしたところ、ガラガラ蛇グリップを製作し...

    [続きを読む](2011.03.19)
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