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ラナ・デル・レイ『ウルトラヴァイオレンス』2014年作品「ちょっと話したいことがある。というのもラナ・デル・レイが新作を発表したから。これがまた素晴らしくて、すでに知ってるだろうけど、とにかくハンパじゃない。今現在最高のアーティストだと思っているし、私たちはこのアルバムをサポートすることを最優先事項にするべきだと思う」 これは、ラナ・デル・レイの最新作『Di...
[続きを読む](2023.04.25) -
ルー・リード、ジョン・ケイル『ソングス・フォー・ドレラ』1990年作品 コロナ禍で中止・延期を余儀なくされたのは、もちろん音楽イベントだけでない。多数の美術展にも影響が出ている。本当なら2020年9月に始まるはずだった『アンディ・ウォーホル・キョウト』展もそのひとつ。目下延期調整中となっているが、かねてから会期中にぜひ取り上げたいと思っていたアルバムが、本作...
[続きを読む](2020.08.23) -
ザ・カーズ『錯乱のドライヴ/カーズ登場』1978年作品 享年75歳。この75という数字を見てちょっとびっくりした。なぜって、2019年9月15日に亡くなったリック・オケイセック率いるザ・カーズは80年代アメリカのニューウェイヴ・シーンの旗手だというのに、彼はスティーヴン・タイラーやアリス・クーパーより年上で、ミック・ジャガーやレイ・デイヴィスと同世代。デビ...
[続きを読む](2019.10.19) -
ギャヴィン・フライデー&ザ・マン・シーザー『ギャヴィン・フライデーの世界』1989年作品 本コラムでも取り上げた名盤『ヨシュア・トゥリー』のリリース30周年を祝して、目下U2はアルバム再現ツアーを敢行している。このツアーのエグゼクティヴ・ディレクター兼バンド・コンサルタントを務めているのが、ほかならぬギャヴィン・フライデー。ボノの幼馴染み/大親友であり、今回...
[続きを読む](2017.10.22) -
『トレインスポッティングオリジナル・サウンドトラック』1996年作品 今からちょうど20年前(1996年)に公開された、『トレインスポッティング』という映画のタイトルを耳にして真っ先に思い出すのは、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」? それとも、冒頭で聴こえたイギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」の、アイコニックなドラムビートだろうか? 或いは、主...
[続きを読む](2016.08.14) -
ルー・リード『トランスフォーマー』1972年作品 パンク以降の〈ギター・ロック〉に影響力絶大なバンドのヴェルヴェット・アンダーグラウンドのリーダーだったにもかかわらず1970年に脱退したルー・リード(vo、g)が、その2年後にリリースしたセカンド・ソロ・アルバムである。クールに見えてやんちゃで挑戦的だからムラ(≠ブレ)が多く、地雷盤も作ってきたルーのソロ活動...
[続きを読む](2013.08.04) -
マリアンヌ・フェイスフル『ブロークン・イングリッシュ』1979年作品 ザ・ローリング・ストーンズとの交わりの中でアイドルから堕ちてゆき波乱万丈の流転の人生を歩んだ女性アーティストが再生の狼煙を上げた1979年の代表作である。 マリアンヌ・フェイスフルは1946年12月29日ロンドン生まれ。17歳でレコード・デビューするや否やフォーク/ポップスのシンガーとして...
[続きを読む](2012.11.01) -
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』1967年発表 一般的には、アーティストグッズとは、そのアーティストのファンが身に付けるための商品だ。しかし、必ずしもそうとは言えないものも多々ある。例えば、AC/DCのTシャツを着ている女の子を時々見かけるが、「やっぱ『ハイ・ヴォルテージ』だよね!」とか話しかける勇気は僕...
[続きを読む](2011.12.08)