音楽 POP/ROCK
  • アイルランド共和国と英国の間で和平条約が結ばれて、北アイルランド紛争に終止符が打たれたベルファスト合意から、2018年でちょうど20年。にもかかわらず、つい7月半ばに、シン・フェイン党の元党首ジェリー・アダムスの自宅に爆破物に投げ込まれる事件が起きたり、英国のEU離脱に際して北アイルランドとアイルランド共和国の国境の扱いが大きな争点になっていたり、

    [続きを読む](2018.07.20)
  • 筆者が音楽を聴き始めた時には、パティ・スミスはすでに伝説の人だった。亡くなったわけではなかったけど半ば故人みたいなものーーと言ったら失礼かもしれないが、 1974年のデビューから最初の5年間に4枚のアルバムを発表し(セカンド『ラジオ・エチオピア』以降の3枚はパティ・スミス・グループ名義で)、詩人/ミュージシャンとしてビート・ムーヴメントと

    [続きを読む](2018.06.29)
  • ロンドンのイーストエンドと言えば、近年はトレンディなエリアとして有名だ。再開発が進んで洒落た店が並び、ファッショナブルな若者たちが行き交っていて、100年ちょっと前にジャック・ザ・リッパーが闊歩した、貧しくて猥雑な下町の面影は消えつつある。そんなヴィクトリア時代のイーストエンドを知るには、チャールズ・ディケンズの小説なんかを読むのが手っ取り

    [続きを読む](2018.05.19)
  • トーマス・ドルビーの存在を筆者が知ったのは、恐らく1982年、毎週ラジオで聴いていた番組『アメリカン・トップ40』でシングル「彼女はサイエンス(She Blinded Me With Science)」がかかった時だったと思う。第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの最中で、地元英国ではさほどヒットしなかったこの曲は最高5位を記録。自ら監督した、精神病院で展...

    [続きを読む](2018.04.16)
  • ブライアン・イーノとデヴィッド……と聞けば多くの人が、ブライアンが神秘的なエレクトロニック・サウンドをあしらったデヴィッド・ボウイのベルリン3部作を思い浮かべるに違いない。が、実はほぼ同時期にブライアンはもうひとりのデヴィッドと、さらに密なコラボレーションを行なっていた。トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンである。1978年のセカンド『モア・ソングス』、1...

    [続きを読む](2018.03.24)