音楽 POP/ROCK
  • ブリットポップを象徴するカップルだったブラーのデーモン・アルバーンとエラスティカのジャスティーン・フリッシュマン。ふたりの破局がブラーの名盤『13』(1999年)のカタリストのひとつとなり、「テンダー」や「ノー・ディスタント・レフト・トゥ・ラン」といった名曲を生んだことはご承知の通りだが、間接的とはいえ、このカップルの別れがもたらした副産物がもうひとつある。...

    [続きを読む](2017.05.18)
  • バンド内恋愛は厄介だ。公私にわたるパートナーとして長年仲睦まじいカップルがいないわけじゃない。破局してもクリエイティヴな関係を維持するカップルもいる。でもABBAのように縁の切れ目がバンドの切れ目となり、カップルの破局と共に解散してしまうケースも多々ある。いずれにせよ、そういうドロドロした内情をさらす名曲・名盤は、我々ファンの下世話な興味をしばしばかき立てて...

    [続きを読む](2017.04.16)
  • 2017年2月に開催された第59回グラミー賞で、かねてから注目を集めていたジョージ・マイケルのトリビュート・パフォーマンスに起用されたのは、ほかでもなく、この夜の主役となるアデルだった。歌ったのは「ファストラヴ」。1996年に発表したサード『オールダー』(全英最高1位)からの、2曲目の全英ナンバーワン・シングルである。途中で自らミスを認めて、改めて歌い直すと...

    [続きを読む](2017.03.26)
  • 高校生の頃、エアチェックしていたラジオの番組で初めて「アル・ディ・ラ」を聴いた。曲をかける前に、DJはベティー・クルティスのことを「歌がうまい」という風に紹介していた。それでも、当時私はカンツォーネをよく聴いていたので、ちょっとくらい歌がうまくてもそう簡単に心を動かされることはないとタカをくくっていたのだが、豈図らんや、その美声、技巧、声量を前にして、眩い光...

    [続きを読む](2017.03.04)
  • ヨーロッパのミュージシャンにとってアメリカはひとつの理想であり、ゴールであり、時にして憂慮というか疎ましさというか、反感の対象にもなり得る。U2はまさに、そういうアメリカとの複雑な関係性を体現するバンドだ。中でも5作目『ヨシュア・トゥリー』(1987年/全米・全英最高1位)には相反するアメリカ観が完璧なバランスで混在しているのだが、面白いことに、若い頃に彼ら...

    [続きを読む](2017.02.19)