音楽 POP/ROCK
  • ホテル・カリフォルニアへようこそ――イーグルスの代表曲であり、アメリカン・ロック史上に半永久的に残るであろう不朽の名曲「ホテル・カリフォルニア」は、たとえオン・タイムで聴いた経験のない世代にとっても、郷愁をそそられずにはいられない曲だろう。イーグルスのファンやロック愛好家の間ではもはや常識となっている“ホテル・カリフォルニア=架空のホテル”は、だがしかし、哀...

    [続きを読む](2011.02.21)
  • モダン・ジャズ・カルテット(以下、通称でもあるMJQとする)の正式な結成は1952年。モダン・ジャズの名トランペット奏者ディジー・ガレスピーのビッグ・バンドに在籍していたピアニスト=ジョン・ルイス、ヴィブラフォン奏者=ミルト・ジャクソン、ベーシスト=レイ・ブラウン、ドラマー=ケニー・クラークによってスタートした。やがて、ベ−シストはパーシー・ ヒースに代わり...

    [続きを読む](2011.02.14)
  • ストリートの子供たちは、親や教師、教会の牧師たちの言うことよりもラッパーたちの言うことを聞くーーそう言われた時代が確かにあった。ライム(ラップの歌詞)がメッセージの伝達手段になり得たあの頃。メディアが伝えることのないゲットーが抱える問題を浮き彫りにすることこそ、自分たちの使命なんだといわんばかりのラッパーたちの確固たる姿勢。パブリック・エナミー(以下PE)が...

    [続きを読む](2011.02.12)
  • 耳障りがする、という言葉の反意語は耳に心地好い、だろうか。だとするなら、これほどメロディが耳に心地好く、歌詞の内容が耳に心地悪い洋楽ナンバーはまたとあるまい。「またひとりぼっちになっちゃったよ」というこの曲は、ズバリ「自殺予告ソング」である。あの耳を優しくくすぐるような、眠りさえ誘いかねないふんわりとしたメロディからは、まるで想像もつかない悲惨な内容なのであ...

    [続きを読む](2011.02.11)
  • アメリカが悲劇に見舞われた時、或いはアメリカの人々が"これは非常事態だ"と焦燥に駆られた時、必ずと言っていいほど必要とされる曲がある。"一体全体、世の中はどうなっているんだ?"と問いかけた、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」('71)だ。今なお人々の記憶に生々しく残る、 '01年9月11日のアメリカ同時多発テロ。その直後にも、ジャンルを超えて様々...

    [続きを読む](2011.02.07)

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