音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 2013年、最新スタジオ・アルバムにあたる『クリムゾン/レッド』のリリースに際し、プリファブ・スプラウトの首謀者パディ・マクアルーンは、「『スティーヴ・マックイーン』を発表した時の僕は28歳で、今ちょうどその2倍の年だから、僕は28年おきにいいアルバムを作るんだ」と言ったそうだ。なんとも気の長い話で、ほかにも『ヨルダン:ザ・カムバック』(1990年)など傑作...

    [続きを読む](2014.01.21)

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