音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 音楽ムーヴメントの起点を定めるのは得てして難しいもの。1990年代英国のブリットポップがいつ始まったのかという議論も様々ある。中でも有力なふたつの説のうち、ひとつは1992年5月のスウェードのデビュー。そしてもうひとつが、1994年4月の、ブラーの傑作サード『パークライフ』のリリースだ。つまり後者をとるなら今年はちょうど20周年にあたる。まあ要は、スウェード...

    [続きを読む](2014.04.16)

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