音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 音楽に関して英国が素晴らしいのは、いまだギターを弾いて歌っていないと「ホンモノ」と認めなかったり、ポップ・ミュージックは子供向けの音楽と見做されているようなところがある米国と違い、アーティスティックで大人の鑑賞に堪える、「ホンモノ」のポップ・ミュージックを作るミュージシャンが、大勢いることだと思っている。例えばペット・ショップ・ボーイズ然り、後期のエヴリシン...

    [続きを読む](2015.08.26)

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