音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • その昔、ガービッジのシャーリー・マンソンにインタヴューした際、2000年代に入ってからのポップの隆盛とそれに伴うロックの衰退に言及して、「作品の好き嫌いは別にして、アヴリル・ラヴィーンとかミッシェル・ブランチとか、ギターを抱えて自分で曲を書いて歌う女性アーティストが残っていてくれていることは、すごく重要だと思う」と話していたのを覚えている。実際アヴリルがやっ...

    [続きを読む](2022.02.20)

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