音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 筆者はこれまで、玉石あれどロックから数え切れないことを学んできたが、今年も8月に控えている民主党大会ってものが、アメリカでは大統領選の年に開催されていることを教えてくれたのがMC5ーーロブ・タイナー(ヴォーカル)、フレッド・ソニック・スミス(ギター)、マイケル・デイヴィス(ベース)、ウェイン・クレイマー(ギター)、デニス・トンプソン(ドラムス)ーーだった。そ...

    [続きを読む](2024.06.21)

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