音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • ザ・キラーズが先日ふたつのギネス記録を樹立した。どちらも、2004年に登場したこのファースト・アルバム『ホット・ファス』からの先行シングルであり彼らのデビュー曲にあたる「Mr.Brightside」の、全英チャート上での記録である。2004年6月に100位圏内に初めて顔を見せた「Mr.Brightside」の最高ポジションは10位に過ぎないのだが、現在までに...

    [続きを読む](2024.07.27)

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