フィリス・ハイマン 『リヴィング・オール・アローン』
2013.05.06
フィリス・ハイマン
『リヴィング・オール・アローン』
1986年作品
筆者がフィリスのことを初めて知ったのは高校生の頃で、1970年代にミュージック・シーンを席巻したフィラデルフィア・ソウルの貢献者のひとり、ノーマン・コナーズが彼女をフィーチャーしてスタイリスティックスの大ヒット曲「Betcha By Golly, Wow」(1972年/R&BチャートNo.2、全米No.3)をカヴァーさせたものを、たまたまたFEN(現AFN)のブラック・ミュージック専門番組で耳にした時だった。同カヴァーは、フィリスのキャリアにおいて、2曲目のヒットとなっている(1977年/R&BチャートNo.29、全米No.102)。第一印象は「何て伸びやかな声なんだろう!」ーーしかも、筆者が大の苦手とする、声量に任せてガナりまくる大味のヴォーカルとは確実に一線を画す技量の持ち主。以来、フィリスは筆者が最も贔屓とするR&B女性シンガーのひとりとなった。
それから数年後だったか、愛聴していた山下達郎氏のラジオ番組で、フィリスの地味な曲「Magic Mona」(1979年公開のアメリカのコメディ映画『THE FISH SAVED PITTSBURGH』のOST盤に収録/日本では未公開)を流したのである。その際の番組は当時エア・チェック(←死語)してあったので、仕事部屋のブラック・ボックス(=開かずの空間)に今でもあるはず。しかし、カセット・デッキが壊れてから10数年も経っているため、もはや聴くことは叶わない。今でもハッキリと記憶しているのは、山下氏が「僕は最初、フィリス・ハイマンを男性だと思ってしまった」と口にされたこと。確かにフィリスの歌声は決して〈女っぽく〉ない。更に言えば、「Magic Mona」を歌うフィリスは、ある意味〈パンチが効き過ぎて〉いる。筆者が最も敬愛するR&B女性シンガーのベティ・ラヴェットですら、知人・友人、そして家人に聞かせると、十中八九「これ、男でしょ?」と異口同音に言う。〈パンチの効いた歌声〉の持ち主が必ずしも男性とは限らない。そのことを立証してくれるシンガーのひとりがフィリスである(蛇足ながら、英語圏ではPhyllisもBettyも女性名である。念のため)。
フィリスを〈不遇のシンガー〉のひと言で片付けてしまうのは容易い。しかしながら、個人的には、彼女の才能を活かし切れなかった所属レーベルやソングライター/プロデュース陣にも大いに責任があると思っている。特に、彼女が1979〜1983年までの約4年間にわたって籍を置いていた米アリスタとの関係はこじれにこじれ、終いには骨肉の争いを呈するほどレーベルとの関係は悪化していた。そんなフィリスに救いの手を差し伸べてくれたのが、彼女の生まれ故郷に拠点を構えるフィラデルフィア・ソウルの最大の貢献者であるケネス・ギャンブル&リオン・ハフ(以下ギャンブル&ハフ)が経営するフィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ(以下フィリー・インター)だった。フィラデルフィア生まれのフィリスをフィリー・インターが救った......これも何かの縁だろうか。
そうして出来上がったのが、個人的にはフィリス生前の最高傑作だと思っている『Living All Alone』(R&Bアルバム・チャートNo.11、全米No.78)である。同アルバムからのヒット曲は以下の通り(残念ながら、いずれも全米トップ40圏内にはチャート・インせず)。
1stシングル:Old Friend(R&BチャートNo.14)
2ndシングル:Living All Alone(R&BチャートNo.12)
3rdシングル:Ain't You Had Enough Love(R&BチャートNo.29)
なお、アルバムのラストを飾るボビー・コールドウェルのカヴァー「What You Won't Do For Love(原曲の邦題:風のシルエット)」は2ndシングルのB面だったが、複数のアーティストによってカヴァーされている同曲は、ほとんどが男性シンガーによるもので、女性シンガーによるそれは極めて珍しい。そしてフィリスのカヴァーが、これまた極上の出来映えなのである。せっかくわざわざこの曲を彼女にカヴァーさせたのだから、せめてA面扱いにするか、さもなくば両A面扱いでリリースして欲しかったものだ。筆者はこのカヴァーが聴きたくて、いつもA面の1曲目からBラスの同曲まで、1曲も飛ばすことなくLPを延々と聴き続けるのが常だ。断っておくが、捨て曲は1曲たりともない。
「Living All Alone」で思い出すのは、アル・グリーン「Tired of Being Alone」(1971年/R&BチャートNo.7、全米No.11)である。同曲の邦題を「悲しき一人暮らし」という。ミもフタもないが、まあ、的を射た邦題ではある。翻ってフィリスのアルバム・タイトル曲にしてヒット曲の「Living All Alone」には邦題が存在しない。何故なら、1986年当時、本アルバムは日本盤がリリースされなかったからだ。彼女の知名度は、アメリカや同国以上にR&B/ソウル・ミュージック愛好家が多いと言われているイギリスなどでは今なお人気が根強く、目下、シールド(未開封)状態のオリジナルLPはもちろんのこと、初めてCD化された際の商品も驚くほどの高値でオークションに出品されている。筆者はそういうのを見るにつけ、激しい嫌悪感に襲われてしまう。草葉の陰のフィリス自身も苦笑せざるを得ないだろう。だったら何故に彼女の存命中にアルバムを買って聴かなかったのか、と。
フィリスがようやく見つけたシンガーとしての拠り所=フィリー・インターからは、計4枚のアルバムをリリースしているが、うち2枚ーー1995年リリースの『I REFUSE TO BE LONELY』(R&BチャートNo.12、全米No.67)、『FOREVER WITH YOU』(1998年/R&Bアルバム・チャートNo.66)は、死後に発表されたもの。生死を境に、どうしてもそれらのアルバムと生前の2枚ーーこの『Living All Alone』とそれに続く『PRIME OF MY LIFE』(1991年/R&BチャートNo.10、全米No.117)ーーを較べてしまう。これは個人的見識の域を出ないが、フィリスが抱えていた〈心の闇〉が最も色濃く出ている作品が『Living All Alone』ではないかと思う。否、彼女の人生の来し方が最大限に反映されていると言ってもいい。歌詞が聴く側の心をえぐらずにはおかないタイトル曲然り、昔の恋人を懐かしむ(そして出来得るなら復縁したいと望む女心の切なさが滲み出ている)「Old Friend」然り、彼女が経験した様々な出来事ーー主に恋愛経験だがーーが綴られた「You Just Don't Know」(彼女は約10年間の結婚生活に終止符を打ち、最期を迎えた時は独身だった。3人の子供さんあり)......etc.。ソングライター/プロデューサーに曲作りを委ねたとは言え、このアルバムはまさしく彼女のためだけに作られた作品だった。
拙稿「絶対レコード主義」に登場した盟友Sは、ソウル・バーでの勤務を経て、1990年代後期〜2000年代初期に、かねてからの夢だった中古レコード屋を横浜某所で経営していた。筆者は暇を見つけては顔を出していたのだが、度々、海外にレコードの買い付けに行くこともあり、1995年6月下旬、筆者に託された〈探して欲しいLPと12"シングル〉のリストを携えてニューヨークへと飛んだ。幸運なことに、Sが同地に滞在中、ハーレムのアポロ劇場でフィリスのライヴが行われる予定になっており、Sはかなり良い席のチケットが手に入ったと、わざわざホテルの部屋から国際電話で知らせてくれたものだ。ところが、それから僅か数時間後ーーまさにアポロ劇場に向かわんとする直前にーー再びSから国際電話が入り、「さっき、ラジオを聴いてたら、フィリス・ハイマンが自殺したっていうニュースが流れたんだよ。だから今夜のライヴはキャンセルになっちゃた。俺、ホントにショックだよ......」ーーそしてふたりして、ニューヨーク←→横浜を電話でつなぎながらしばし号泣したものである。悲しい。哀し過ぎる。遺書と思しきメモには、〈私はもう疲れた。疲れちゃったの〉と、〈I'm tired.〉が二度にわたって綴られていたのだという。当時は麻薬依存症だった、とも報じられたが、筆者は、彼女の自害の理由はそれだけではないと思う。誰にも理解されない〈心の闇〉が彼女の精神と肉体を蝕んでいたのではないか、と。シンガーとして、まだまだこれからだったのに......。あの歌声をもう聴けないと思うと、返す返すも残念でならない。そして今日もまた、筆者はレコード棚から『Living All Alone』を引っ張り出して永遠リピートで聴く。彼女の歌声を〈死者の声〉と捉えずに傾聴するのが、彼女へのせめてもの供養だと肝に銘じつつ。
フィリスは何に対して〈疲れて〉いたのだろう? そのことに思いを馳せる時、殊更「Living All Alone」の歌声が胸を深くえぐるのだ。〈パンチの効いた〉声で精一杯、虚勢を張って歌っているようには聞こえるものの、その力強い歌声の裏側には、彼女の女性としてのーーそして一個人の人間としてのーー弱さが垣間見られて、聴く度に切なくなる。
フィリス・ハイマン、1995年6月30日死去。享年45。〈living all alone〉のまま逝った忘れじのシンガー。
『リヴィング・オール・アローン』
1986年作品
その昔、R&B/ソウル・ミュージックを専門とする音楽評論家のお歴々が好んで遣っていた言葉のひとつに〈パンチの効いた歌声〉というのがあった。今ではすっかり死語だが、ここで敢えてその言葉を復活させるなら、フィリス・ハイマンはまさしく〈パンチの効いた歌声〉の持ち主だった。〈だった〉と過去形なのは、彼女が既に故人だからである。
筆者がフィリスのことを初めて知ったのは高校生の頃で、1970年代にミュージック・シーンを席巻したフィラデルフィア・ソウルの貢献者のひとり、ノーマン・コナーズが彼女をフィーチャーしてスタイリスティックスの大ヒット曲「Betcha By Golly, Wow」(1972年/R&BチャートNo.2、全米No.3)をカヴァーさせたものを、たまたまたFEN(現AFN)のブラック・ミュージック専門番組で耳にした時だった。同カヴァーは、フィリスのキャリアにおいて、2曲目のヒットとなっている(1977年/R&BチャートNo.29、全米No.102)。第一印象は「何て伸びやかな声なんだろう!」ーーしかも、筆者が大の苦手とする、声量に任せてガナりまくる大味のヴォーカルとは確実に一線を画す技量の持ち主。以来、フィリスは筆者が最も贔屓とするR&B女性シンガーのひとりとなった。
それから数年後だったか、愛聴していた山下達郎氏のラジオ番組で、フィリスの地味な曲「Magic Mona」(1979年公開のアメリカのコメディ映画『THE FISH SAVED PITTSBURGH』のOST盤に収録/日本では未公開)を流したのである。その際の番組は当時エア・チェック(←死語)してあったので、仕事部屋のブラック・ボックス(=開かずの空間)に今でもあるはず。しかし、カセット・デッキが壊れてから10数年も経っているため、もはや聴くことは叶わない。今でもハッキリと記憶しているのは、山下氏が「僕は最初、フィリス・ハイマンを男性だと思ってしまった」と口にされたこと。確かにフィリスの歌声は決して〈女っぽく〉ない。更に言えば、「Magic Mona」を歌うフィリスは、ある意味〈パンチが効き過ぎて〉いる。筆者が最も敬愛するR&B女性シンガーのベティ・ラヴェットですら、知人・友人、そして家人に聞かせると、十中八九「これ、男でしょ?」と異口同音に言う。〈パンチの効いた歌声〉の持ち主が必ずしも男性とは限らない。そのことを立証してくれるシンガーのひとりがフィリスである(蛇足ながら、英語圏ではPhyllisもBettyも女性名である。念のため)。
フィリスを〈不遇のシンガー〉のひと言で片付けてしまうのは容易い。しかしながら、個人的には、彼女の才能を活かし切れなかった所属レーベルやソングライター/プロデュース陣にも大いに責任があると思っている。特に、彼女が1979〜1983年までの約4年間にわたって籍を置いていた米アリスタとの関係はこじれにこじれ、終いには骨肉の争いを呈するほどレーベルとの関係は悪化していた。そんなフィリスに救いの手を差し伸べてくれたのが、彼女の生まれ故郷に拠点を構えるフィラデルフィア・ソウルの最大の貢献者であるケネス・ギャンブル&リオン・ハフ(以下ギャンブル&ハフ)が経営するフィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ(以下フィリー・インター)だった。フィラデルフィア生まれのフィリスをフィリー・インターが救った......これも何かの縁だろうか。
そうして出来上がったのが、個人的にはフィリス生前の最高傑作だと思っている『Living All Alone』(R&Bアルバム・チャートNo.11、全米No.78)である。同アルバムからのヒット曲は以下の通り(残念ながら、いずれも全米トップ40圏内にはチャート・インせず)。
1stシングル:Old Friend(R&BチャートNo.14)
2ndシングル:Living All Alone(R&BチャートNo.12)
3rdシングル:Ain't You Had Enough Love(R&BチャートNo.29)
なお、アルバムのラストを飾るボビー・コールドウェルのカヴァー「What You Won't Do For Love(原曲の邦題:風のシルエット)」は2ndシングルのB面だったが、複数のアーティストによってカヴァーされている同曲は、ほとんどが男性シンガーによるもので、女性シンガーによるそれは極めて珍しい。そしてフィリスのカヴァーが、これまた極上の出来映えなのである。せっかくわざわざこの曲を彼女にカヴァーさせたのだから、せめてA面扱いにするか、さもなくば両A面扱いでリリースして欲しかったものだ。筆者はこのカヴァーが聴きたくて、いつもA面の1曲目からBラスの同曲まで、1曲も飛ばすことなくLPを延々と聴き続けるのが常だ。断っておくが、捨て曲は1曲たりともない。
「Living All Alone」で思い出すのは、アル・グリーン「Tired of Being Alone」(1971年/R&BチャートNo.7、全米No.11)である。同曲の邦題を「悲しき一人暮らし」という。ミもフタもないが、まあ、的を射た邦題ではある。翻ってフィリスのアルバム・タイトル曲にしてヒット曲の「Living All Alone」には邦題が存在しない。何故なら、1986年当時、本アルバムは日本盤がリリースされなかったからだ。彼女の知名度は、アメリカや同国以上にR&B/ソウル・ミュージック愛好家が多いと言われているイギリスなどでは今なお人気が根強く、目下、シールド(未開封)状態のオリジナルLPはもちろんのこと、初めてCD化された際の商品も驚くほどの高値でオークションに出品されている。筆者はそういうのを見るにつけ、激しい嫌悪感に襲われてしまう。草葉の陰のフィリス自身も苦笑せざるを得ないだろう。だったら何故に彼女の存命中にアルバムを買って聴かなかったのか、と。
フィリスがようやく見つけたシンガーとしての拠り所=フィリー・インターからは、計4枚のアルバムをリリースしているが、うち2枚ーー1995年リリースの『I REFUSE TO BE LONELY』(R&BチャートNo.12、全米No.67)、『FOREVER WITH YOU』(1998年/R&Bアルバム・チャートNo.66)は、死後に発表されたもの。生死を境に、どうしてもそれらのアルバムと生前の2枚ーーこの『Living All Alone』とそれに続く『PRIME OF MY LIFE』(1991年/R&BチャートNo.10、全米No.117)ーーを較べてしまう。これは個人的見識の域を出ないが、フィリスが抱えていた〈心の闇〉が最も色濃く出ている作品が『Living All Alone』ではないかと思う。否、彼女の人生の来し方が最大限に反映されていると言ってもいい。歌詞が聴く側の心をえぐらずにはおかないタイトル曲然り、昔の恋人を懐かしむ(そして出来得るなら復縁したいと望む女心の切なさが滲み出ている)「Old Friend」然り、彼女が経験した様々な出来事ーー主に恋愛経験だがーーが綴られた「You Just Don't Know」(彼女は約10年間の結婚生活に終止符を打ち、最期を迎えた時は独身だった。3人の子供さんあり)......etc.。ソングライター/プロデューサーに曲作りを委ねたとは言え、このアルバムはまさしく彼女のためだけに作られた作品だった。
拙稿「絶対レコード主義」に登場した盟友Sは、ソウル・バーでの勤務を経て、1990年代後期〜2000年代初期に、かねてからの夢だった中古レコード屋を横浜某所で経営していた。筆者は暇を見つけては顔を出していたのだが、度々、海外にレコードの買い付けに行くこともあり、1995年6月下旬、筆者に託された〈探して欲しいLPと12"シングル〉のリストを携えてニューヨークへと飛んだ。幸運なことに、Sが同地に滞在中、ハーレムのアポロ劇場でフィリスのライヴが行われる予定になっており、Sはかなり良い席のチケットが手に入ったと、わざわざホテルの部屋から国際電話で知らせてくれたものだ。ところが、それから僅か数時間後ーーまさにアポロ劇場に向かわんとする直前にーー再びSから国際電話が入り、「さっき、ラジオを聴いてたら、フィリス・ハイマンが自殺したっていうニュースが流れたんだよ。だから今夜のライヴはキャンセルになっちゃた。俺、ホントにショックだよ......」ーーそしてふたりして、ニューヨーク←→横浜を電話でつなぎながらしばし号泣したものである。悲しい。哀し過ぎる。遺書と思しきメモには、〈私はもう疲れた。疲れちゃったの〉と、〈I'm tired.〉が二度にわたって綴られていたのだという。当時は麻薬依存症だった、とも報じられたが、筆者は、彼女の自害の理由はそれだけではないと思う。誰にも理解されない〈心の闇〉が彼女の精神と肉体を蝕んでいたのではないか、と。シンガーとして、まだまだこれからだったのに......。あの歌声をもう聴けないと思うと、返す返すも残念でならない。そして今日もまた、筆者はレコード棚から『Living All Alone』を引っ張り出して永遠リピートで聴く。彼女の歌声を〈死者の声〉と捉えずに傾聴するのが、彼女へのせめてもの供養だと肝に銘じつつ。
フィリスは何に対して〈疲れて〉いたのだろう? そのことに思いを馳せる時、殊更「Living All Alone」の歌声が胸を深くえぐるのだ。〈パンチの効いた〉声で精一杯、虚勢を張って歌っているようには聞こえるものの、その力強い歌声の裏側には、彼女の女性としてのーーそして一個人の人間としてのーー弱さが垣間見られて、聴く度に切なくなる。
フィリス・ハイマン、1995年6月30日死去。享年45。〈living all alone〉のまま逝った忘れじのシンガー。
(泉山真奈美)
『リヴィング・オール・アローン』収録曲
1. Living All Alone/2. First Time Together/3. If You Want Me/4. Slow Dancin’/5. Old Friend/6. You Just Don’t Know/7. Ain’t You Had Enough Love/8. Screaming At The Moon/9. What You Won’t Do For Love
1. Living All Alone/2. First Time Together/3. If You Want Me/4. Slow Dancin’/5. Old Friend/6. You Just Don’t Know/7. Ain’t You Had Enough Love/8. Screaming At The Moon/9. What You Won’t Do For Love
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