名曲の真実
歌詞から読み解く名曲物語普段なにげなく耳にしている洋楽は一体どんなことを歌っているのだろう。
なじみのある曲ほど私たちは歌声や旋律の美しさ、親しみやすさにばかり惹かれ、
歌詞を知らないままにしてしまいがち。
そのせいで、名曲についてとんでもない誤解をしている人もいる。
ただ、今は歌詞カードを見ても、意味を取り違えた誤訳があったり、
文法的にも混乱していたり、となかなかしっくりこないものが多い。
ここではそんな誤解や誤訳の埃をきれいに取り払い、名曲の真の姿に迫りたい。
監修/執筆
泉山真奈美 MANAMI IZUMIYAMA
1963年青森県生まれ。訳詞家、翻訳家、音楽ライター。CDの訳詞・解説、音楽誌や語学誌での執筆、辞書の編纂などを手がける(近著『アフリカン・アメリカン スラング辞典〈改訂版〉』)。翻訳学校フェロー・アカデミーの通信講座マスターコース及び通学講座の講師。
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クラシック音楽が原曲になっているポップスは数多あるが、「ラヴァーズ・コンチェルト(A Lover’s Concerto)」ほど原曲にまさるとも劣らぬ魅力を感じさせる曲を私は知らない。歌詞もアレンジも秀逸で、何度聴いても飽きることなく、草原に吹く風のようにみずみずしいフィーリングで胸を満たしてくれる。春にぴったりのラヴ・ソングだ。プロデューサーはサンディ・リン...
[続きを読む](2014.05.08)
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